こんにちは。ファイナンシャルプランナーの綾崎かなめです。
仮想通貨やNFTと言った暗号資産は場合によっては元手の10倍や100倍といった利益が見込め、大成功を収めて億万長者。いわゆる億り人になった人も少なくないことから注目されています。
注目度が高いことから「暗号資産の投資を始めたほうが良いの?」と気になっている人も多いでしょう。この記事では、そういった人に向けて悩みを解決していきます。
■暗号資産に投資するべきか
大前提として暗号資産への投資も他の投資と同じく国内・国際情勢の変動などといった要因によって相場が上下し、元本割れしてマイナスになってしまう可能性があります。
それを踏まえたうえで暗号資産の投資をするべきかどうかを答えると、私は無責任に「暗号資産に投資をするべきだ」とはオススメしません。仮に知り合いが「何となくブームだから」「みんな暗号資産投資をやってるから」など周囲に流されて暗号資産を始めようとしたら、なんとしてでも止めるでしょう。
■暗号資産に投資してはいけない理由
“投資の神様”ウォーレン・バフェットは「Only invest in ‘simple businesses’ that you understand」と言っています。日本語にすると「理解できるシンプルなビジネスにだけ投資するべきだ」でしょうか。その商品がどんな仕組みでお金が動いていて、利益が生まれるのかをキチンと理解できていないビジネスには注力するべきではないということです。
投資する内容について理解していないと「詐欺・悪質コンサルに騙されてしまう」「必要以上のリスクをとりすぎてしまう」などの危険性に遭遇してしまう可能性も高くなるので注意してください。
■リスクとリターンは比例する
投資で大儲けしようとすると、同じだけのリスクを背負ってしまうことになります。例えば100万円を投資して1,000万円しようと思ったら、10万円に減らしてしまう可能性も同じぐらいにあるとイメージしておいて間違いはないでしょう。
個人的には決して損をしたくないというのならば、資産投資ではなく自己投資を選んだほうが良いんじゃないかなと思います。資格試験に向けて勉強をしたものの目的の資格を不合格になってしまったときでも、勉強をした経験自体は残るので一時的に気落ちはしてしまうかもしれませんが無駄にはなっていません。
話は戻しますが、特に暗号資産は数ある投資商品の中でも非常にボラリティ(変動率)の高い商品です。暴騰して大きな利益を上げやすい反面で、いわゆる暴落が起きやすいのが特徴となっています。暗号資産に投資しようと思うのならば、リスクと向き合って適切な距離感で接するのが課題と覚えておくと良いでしょう。
■投機性の高さを理解する
まとめると暗号資産は大きく設けることが可能な一方で投資ではなく、ギャンブルに近いような商品だということです。暗号資産に限りませんが、欲をだして「絶対に儲かる」「誰でも高配当」といった口車に乗ってしまうと待っているのは最悪の事態ですので絶対にやめましょう。
そのうえで勝率を高めるのであれば“よく分からないものには投資しない”を念頭に置いて勝負するのが肝心です。一発逆転を狙って暗号資産に投資するのならば、出回っている量の少ない“草コイン(アルトコイン)”よりも“ビットコイン”“イーサリアム”などへ投資するほうが無難です。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。今後の参考にお問い合わせフォームやTwitterアカウントなどに感想をいただければ嬉しいです。
正しいお金の増やしかた、節約法を学んで今よりも豊かな生活を作っていきましょう。
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