楽天経済圏はオワコン? 経済移住の必要性はあるのか

この間ですが、SNSで「楽天経済圏ってオワコンなんですか!? もし次のオススメあれば教えてください」と質問がつぶやかれているのを目にしました。

直近でも楽天モバイルの「0円プラン廃止」や楽天スーパーポイントアッププログラム(SPU)の条件改定などがあり、楽天は改悪が叫ばれています。

果たして楽天は本当に“オワコン”と言われてしまうほど改悪されているのか。そして楽天をメインに利用している人は他のサービスに移ったほうが良いのでしょうか。

目次

■主な楽天の制度改定(2022年4月〜)

楽天では発表されるたびに“改悪”などと言われてしまうほど、ここのところはポイント条件などの改定が進んでいます。例えば例に挙げてみるとこんなところです。

見てわかる通り軒並みSPUでポイントがアップするための条件が厳しくなってしまっています。特に楽天証券でつみたてNISAを活用しながらポイントを稼いでいた人にとっては致命的かもしれません。

この中では楽天モバイルはもらえるポイントの量自体は増えているものの、新プランの「楽天UN-LIMITⅦ」では通信費の下限が0円から1,078円に引き上げられているためパケット通信量を抑えて「通信費0円プラン」で活用していた人からは不満の声があがっています。

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事業投資が膨らんでしまった楽天モバイルは楽天グループ全体でも赤字が積み重なっているため、企業としては当然の判断ではあるものの消費者には厳しい状況です。

■楽天経済圏の現状の立ち位置

結論から言ってしまうと他のサービスと比べ、まだ楽天の優位は大きいのでオワコンなんてことはありません。

節税対策にもなる「楽天ふるさと納税」や欲しいものも年に数回ある「楽天スーパーセール」「お買い物マラソン」の大規模還元を狙ってまとめ買いするようにすれば充分にお得です。

他に「つみたてNISA」「iDeCo」を始めるときなどもSBI証券という魅力的な競争相手もいますが、楽天証券も有力な選択肢になります。

もっとも楽天以外の経済圏を検討するべきなのは、まだ経済圏を利用していない人で、すでに楽天経済圏にドップリと使っているような人はメリットよりも移住の手間のほうが大きくなってしまいます。現時点では他の経済圏の動向を注視するのにとどめて、慌てて次の移住先を探す必要はないと思います。

■ポイ活は資産形成の本質じゃない

すでに楽天経済圏にドップリな人は移住の手間が大きいので、あまり積極的に考えなくても良いと前述しました。個人的にはポイ活自体が資産形成の本質からは外れているという考えています。

もちろんポイ活で変動費や固定費を抑え、その分を投資に回すことができれば資産形成の近道になります。ですが、ポイ活に必死になるあまりに不要な商品やサービスに手を出してしまっては逆効果になってしまいます。

もっと言ってしまうと「何もポイ活をしていない人から見たら得をしているはずなので、完璧を目指さなくてもゆるくで十分」ベストではなくベターを狙うということです。そういう意味では楽天経済圏で得をすることはあっても、あまり損をすることは考えられません。

また場合によっては必死になりすぎるあまりに「ポイ活疲れ」なんてことも考えられるので、最善を重視するよりも適度な距離で付き合うのが重要ではないでしょうか。

■楽天経済圏はオワコンじゃない!

結論として「楽天はオワコン?」の答えとしては「現状は厳しいけど、オワコンというほどでもない」「今すぐ沈むわけじゃないけど、ダメコンはしておいて損はない」といった感じです。

他の経済圏の動きを注視して必要ならば移住を検討しても悪くはないですが、経済圏の選択肢としては優位を保ち続けています。今後ポイント制度の改定が進むにつれ、ベストな選択肢から外れてしまうこともあるかもしれませんが、ベターではあり続けると思います。

ポイ活はうまく利用するとお得にもなりますが、基本的には資産形成として枝葉の部分です。肩ひじを張らずにユルい付き合いをしていってはどうでしょうか。

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